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★ 骨董集めの楽しみは何だ? ★
骨董品を集める楽しみは、何といってもその骨董品を手にしながら、この作品は、誰の手にあって、どう使われていて、どうして骨董屋にまで来たんだろうと想像することでしょう。1時間見ていても飽きないものもあります。経年しても美しさが全く衰えないものもありますが、ひびがいったり、繕いがしてあるもののあります。欠けているものもあります。それでも長々と時代を超えて受け継がれたものですから、何かの魅力がなければ残っていかないと思います。 さて、ちょっと聞きなれない”約束事”という言葉を説明いたします。約束事とは、この時代に作られたのであれば、必ずそうでなければいけないという決まり事のことです。例えば、”初期伊万里の大皿というのは、三分の一の高台で、釉薬が生掛けである”といった、その時代、その場所でできたものは、そうでなければならないというものです。ですから、骨董を見る時には、ある程度の歴史的背景を基にした専門知識がないと、ただ美しいだけでは、つまらなくなってしまします。東南アジア、特にインドネシアを中心とする地域には、1650年頃の輸出伊万里があることは、考えられるが、幕末の古伊万里が、この地方にあるとは考えられません。また、明朝の磁器は、万暦年間の後、陶磁器の輸出を禁止していますので、それ以降のものが東南アジアに多くあるとは考えられません。 すなわち、信じられないものが、信じられないところには、”ない”ということなのです。このように、知識は、掘り出し物を見つける為の土台として考え、お宝に巡り合えるためには、多少の勉強も必要でしょう。 この呉須赤絵は、古伊万里を買ったのと同じ時に買ったものですが、明代、1350年頃のものではないかと思っています。絵柄がかわいらしくって買ったものですが、結構ものが良かったようです。 いつどういった形でお宝に巡り合えるかはわかりませんが、良いものに出会った時には、そのお宝が呼んでいたように思えるのが不思議でたまりません。これも骨董集めの楽しみなのでしょう。私の住んでいる広島では、芸予大地震がきました。結構揺れましたが、お宝はこわれませんでした。次代に引き継いでいきたいと考えています。 お宝鑑定に挑戦!―目利きになって骨董のうんちくを語る メディアユニオン (2004/09) 技術評論社 この商品の詳細を見る
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